Tamrielic Rhapsody - The Elder Scrolls III & IV

 主にThe Elder Scrollsシリーズに関連した事を綴っていくブログでございます。

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2010/06/06
Errands On Behalf 2

Category :  プレイ小話
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清々しい朝の風に背中を押されながらIdylleは水辺へと足を進めていった。


     Errands on behalf2


目を閉じれば、聞こえてくる鳥の囀りや木の葉が擦れる音が
今しがた目に焼きついた穏やかな情景を意識の中でそのまま写し出していく。
それを感じながら彼女は水辺に手をかざす。

耳から聞こえてくる音にも意識を向けながら、
目の奥に集まり出した意識を水辺にかざした手へ、そして水面から波紋へと少しずつ向けていく。


「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」


一見何ともなさそうな微々たる波紋であろうとも逃がさないとばかりに
彼女は手をかざしたまま微動だにしない。
水の表面に伝わった振動によって生じた波紋に意識の一片を乗せる事で、
そこから遠くにある何かを感知しようとしているようだ。

「物質」 「生物」 「気の流れ、乱れ」

波紋に乗せた意識がそれらに近付いていくにつれて、
あらゆるものが意識の中で少しずつ描かれていくように形を成していく。


しばらくして彼女は目を開き、体勢を楽にすると、
「予想していた事ではあったが」というように息を喉の奥から軽く抜く。


「 ・ ・ ・ どうやら影響はなさそうですね。 この状態から急に発展するとも考え難い。」


「今の時点ではこの辺りは問題なさそうだ。」 しばしの集中の後そう結論付ける事にしたようだ。

まだいくつか興味本位で調べようかと思った事はあったものの、今は頼まれ事のある身。
その用事が済んだ後に調べる事にしたほうが気にかかる事も少なくなるだろう。

そう納得させると、次はDolceから頼まれていた「保護」に向かおうと思い立つと、
Imperial Cityの外側を廻った先にある馬小屋へと足を進めていった。
少しでも目的地までにかかる足労と時間を減らそうと考え、馬を一匹借りる事にしたのだった。

自分の馬を一応持ってはいるが、現在その馬を置いてある場所はかなり離れているので、
一日程度の用事であればわざわざその為だけに戻る程でもなかったのだ。
という事にここではしておこう


世話係の人間に、綺麗にまとめた硬貨をもう片方の手を添えながら丁寧に渡した後、
「一日という短い時間だけど、よろしくお願いね」という意味をこめながら
馬に乗る前に優しく一撫でして毛並みを整える。


     Errands on behalf3


(さて・・・ では、Brumaまで行くとしましょうか)

そう言葉に出さずに言い聞かせ、子守をするように馬の首筋に手を優しく添えると、
その意図を理解したかのように、馬は走り出した。


雑木林を駆けていく中で時折差し込んでくる木漏れ日もなかなかに印象的ではあったが、
日の当たる高い場所に出ると同時にImperial Cityの景観が
目の前に飛び込んできた時の解放感は格別だった。


     Errands on behalf4


こういう高い場所に来ると、自分は少し前まであそこにいたのにという信じられないような気持ちと
自分はここまできたのだという一種の達成感のような気持ちを同時に感じる事があるが、
その入り混じった気持ちが景色の印象を引き立たせる為のスパイスとして働いているのかもしれない。


深呼吸を今朝と同じように数回繰り返してみる。
今朝と同じように気持ちが良いものだったが、
目の前に広がる景観も相まって、より一層気持ちの良いものに感じられた。


束の間の休憩でその景色を目の奥に焼き付けると、再び目的地へと向かうべく、
一日限りの"相棒"の首筋に手で合図を送る。


     Errands on behalf5


その美しい景観を背に進んでいった先には、今まで通ってきた場所とは違う、
白い化粧を纏った、岩場とも言える道が続いていた。

先程までは小鳥の囀りや柔らかな風が平穏な暖かさを感じさせていたのに対して、
この瞬間に周囲から感じられるのは弱くも肌を突くようなこそばゆい風に、
今しがたの晴天を嘘だと言わんばかりに立ちこめる雲。

そしてクスクスと陰から笑うようにカサッ・・・・カサッ・・・と擦れる枯葉が、
その場所における静寂も先程のそれとは異なる事を物語っていた。



「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」




彼女は理解していたのだ。







     不自然な静寂に包まれたこの場所は、



     長く続く坂道を登り続けていくにつれて疲弊の色を表に見せ始めた、
     "獲物"を待ち伏せする為にうってつけの場所である、という事も・・・






     そして案の定獲物に飢えた(?)"彼等"は姿を現した。





















     ・・・が、どうも予想していたものと様子が少し違うようだ。


















     Errands on behalf6




お分かり頂けただろうか。(分からんわっ!)
ここまでの前置きをぶち壊さんとばかりにただがむしゃらに
その身には大きすぎる鉄槌を振り回しながら、


「出番が欲しいんです!活躍したいのでやられてください!おねがいします!」


などと叫びながらあたふたした様子で近付いてくるのである。


勿論、身を守る方法を心得ていない生き物や人間達にとっては
その鉄槌による威圧感は危機感を促す警鐘を鳴らすには十分なものだろう。


しかし、筋力が追いついていないのか、あるいは使い方に慣れていないのか、
一振りする度に全身がその重さに引っ張られてしまっているのだ。
これでは台無しである。これではここまでの前置きも本当に台無しである。

でも使いこなせていないと把握出来ればこちらのもの。















というよりそもそもな事ではあるのですが、

こういう類の人達の末路はもはや口に出すまでもありませんよね。


















     Errands on behalf7



   はい、お疲れ様でした。


   もちろん出演料はありません。
   (逆に、倒れていた彼等の持ち物をこの後作者がおいしそうに頂いていきました)


   あなた方の勇気は称えますが、"せめて"あの悪名高い Kvatch
   一人で壊滅出来るようになってから出直してきてください。

   ( な ぜ 特 大 に し て 強 調 し た )


という事で。
追い払う(痛めつける)事は造作もなかったのだが、
遭遇する度に馬から降りて対処するというのは手間のかかる事のように感じたので、
そこからは彼女が馬を先導する形で歩いて進んでいく事にした。


目的地へと近付くにつれて目に映る情景も雪景色という例えに相応しいものへと変わっていく。
静かに降りてくる雪の粒が白く染まる美しさを引き立てると同時に
粒が肌について溶ける度にその地ならではの寒さも伝わってくる。

やがて造りのしっかりした城壁に囲まれた場所を確認すると、
ここが目的地なのだという事を無意識のうちに理解する。



     Errands on behalf8



迎えに行くだけであれば馬小屋で面倒を見てもらう程でもないだろう。
そう思い立つと、彼女は馬小屋に近い道端に馬をとめておく事にした。


「ここまでお疲れ様。"お友達"を迎えに行ってくるから、少しだけここで待っていてもらえるかしら?」


馬から降りると、柔らかく物静かな口調で馬にそう語りかけながら
首筋を優しく撫でるようにポンポンとすると、彼女は足を進めていった。


     Errands on behalf 9


まだ昼過ぎなので日が落ちるまでに帰る事は出来るだろう、
そして帰ってからは ・ ・ ・ 

そんな考えを突然遮るように、そして何かに促されたかのように彼女はふと足を止める。


     Errands on behalf 10


「ん? ・ ・ ・ ・   あれは ・ ・ ・ ・ 」


頭の中で絶えず巡っていたそんな彼女の考えを遮ったのは、
少し先の岩の陰から見え隠れする二つの影だった。
決して「ひらめいた!」と何かを閃く瞬間などではない。





     Errands on behalf 11


「Tundra Wolf(狼)と ・ ・ ・ 子供 ・ ・ ・ ・ ?」



テーマ:Oblivion - ジャンル:ゲーム

コメント


どもです~♪
遠景がなんとも綺麗なこと!
前半の神聖かつ、おごそかな雰囲気が野党でw
くばっちぐらいの規模なら天誅落とせる魔法はチラホラ見かけますが、
やめましょうw
2010/06/06 18:25  かにうま  URL  #3IP1WHPs  編集


>かにうま様

こんばんは~!
解像度が2048x2048の遠景MODを始め、今回からいろいろ使っているので、
遠景がビックリするぐらいに改善されていて「こんなに綺麗だったんだ・・・」と
しばらくボーっと遠景を楽しんでおりましたw

レベルが上がってくると野党さん達はこんな扱いになってしまいますよねw
せめてもの出番という事だったのですが、ちょっとヒネりを加えた影響でネタ担当にw

「Kvatch? え、ゆるしませんよそんなもん」(しゃくれ口で)

実はこの回は書き終わるまで、
頭が痛くなるぐらいに書き方に悩んでいたスランプ回だったのですが、
もしかしたら今日中に次の回も書けるかもしれません。
かにうまさんに続いて連続更新なるか?! お楽しみにw
2010/06/06 18:57  Kirsche  URL  #-  編集


固定タグ:Kvatchの人
になってきた様な。マティウス涙目w

このシロディールには一都市を灰に変える
程度の能力の魔術師があと何人いるのやら。

しかしいい景色だ・・・

2010/06/06 20:51  天気輪  URL  #-  編集


>天気輪様

「頼む!Kvatch奪還の為に力を貸してくれないだろうか?」 → 「いいですとも!」 →
ちゅどーん! → 「ごめん、やりすぎちった♪ てへっ」な事になりそうなこちらは
"Kvatchの悪魔"という称号があったのなら是非とも頂きたいと考えておりますw (ウソですw)

クリーンインストール後に起動して下水道から出た時に飛び込んできた
遠景の変わりぶりには本当にびっくりしました。
グラフィックの力ってすごいんだなぁ・・・とただただ感心するばかりでした。
まだまだ楽しめそうです、Oblivion!
2010/06/06 21:17  Kirsche  URL  #-  編集


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